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ML/CO-002-EB

エコールドボンドレス

エコノミーでエコロジーな低温輸送を実現したエコールドマットにボンドレス仕様が登場。特許取得の完全プレス製法「プレパック」により、ボンド使用量を大幅カット。ボンドの揮発による生鮮食品や医薬品への衛生面の懸念を完全払拭。オリジナルの蝶番式フックによりドアのようにスムーズな開閉も可能にした次世代の冷凍車用間仕切です。

SPECIFICATION 製品仕様

寸法:オーダーメイド
原材料:表皮 国産ターポリン
    内部 ビーズ発泡ポリエチレンフォーム / 硬質ポリプロピレンシート / 軟質ウレタン
色:グレー

DETAILS 詳細写真

食品輸送において、庫内の衛生管理は最重要課題とされています。通常、間仕切りを製作する際、表皮全体に大量のボンドが使用されるため製作後一ヵ月はボンドの揮発が続き、生鮮食品や医療品、缶製品輸送への影響が懸念されます。
冷凍冷蔵車用間仕切りはマルイチが“元祖”です。1996年にマルイチと日本マクドナルド㈱の共同開発で生まれました。当時は簡易的なものでしたが、開発から時を経て改良を重ね2007年に「エコールドマット」が完成しました。そこから更に改善を施し現在、ボンドの使用を90%前後カットした「エコールド・ボンドレス」が登場しています。マルイチの「エコールドボンドレス」は独自の熱溶着「プレパック製法」によるボンドをほぼ使用しない密閉仕様を採用しました。

エコールドマットにはガスケットのタイプが2種類あり、それぞれ「アウターガスケット」「プレパック(インナーガスケット)」と呼ばれます。
アウターガスケットは文字通り間仕切りの外側にガスケットを個別で取付をしたものです。ナイロンオックスでウレタンフォームを包むことでウレタンフォームの劣化を防ぎつつ、ガスケットの役目を果たすことが出来ます。
プレパック(インナーガスケット)は、このウレタンフォームごと本体の生地に包み込んで密封する製法です。ウェルダーで熱溶着をするため、生地同士が完全にくっつき内部に結露が発生しにくくなっています。そのため内部に使用されている高価なウレタンフォームの劣化は非常に少なく低コストで使い続けることが出来ます。
アウターガスケットとプレパック(インナーガスケット)に性能差はほぼありません。しかし、プレパック製法で完全溶着を施したエコールドマットの方がウレタン交換なしでメンテナンスも不要、将来的に長く使い続けられるため、プレパック(インナーガスケット)をおすすめしています。

従来の冷凍冷蔵車用間仕切りと異なる、インナーガスケットを採用したエコールドボンドレスの保冷機能は試験を行なった結果、右の図のように従来品と遜色ない数値を出しています。
プレパック製法によりボンドを80~95%カットでき、ボンドの揮発で起こる影響を防ぐことで食品など衛生面が重要視される輸送にも対応できます。エコールドボンドレスは食品輸送業界にとって革新的な冷凍冷蔵車用間仕切りと言えます。

「エコールド・ボンドレス」に使用される金具は錆に強いステンレス製を使用しています。荷物への錆の混入の心配がなく、金具の交換によるコストも抑えることができます。ベルトは、キトー製を使用しています。キトーのベルトは伸びが少ない最高品質のポリエステル製です。ホイスト製品日本国内No.1のキトー製品は他社製品の追随を許さぬ安全意識によって製造され、強度、安全性は抜群です。急激に強い負荷がかかっても、ベルトが切れる心配はありません。

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