◆新型キャスパー少しだけお見せします!
2023-3-10
今週のブログでは、以前のブログでも少しだけ触れていました新型キャスターストッパー「キャスパー4th(仮)」について、公開可能な情報をご紹介していきます。
今回は、特別に「キャスパー4th(仮)」の簡易図面を先行公開します!
シンプルな丸型の初代キャスパーから比べると、キャスパー4th(仮)は、大変デザイン性の高い形状になっております。キャスパー1stをベースに、キャスパー2ndで追加された取っ手部分やキャスパー3rdの特長であるツノ部分を組み込むことで、状況に応じて使いやすい機能を選択できます。現在は、この図面をもとに細かな寸法についての打ち合わせを実施中です。
大きな台車も小さな体でしっかり固定するマルイチオリジナル台車用キャスターストッパー「キャスパー」は、特許を取得した安全対策製品です。現在は、第一世代の「キャスパー1st」、第二世代の「キャスパー2nd」、第三世代の「キャスパー3rd」を展開しており、物流現場を中心に他業種でも大変ご好評頂いております。そんな歴代キャスパーの機能をすべて踏襲した新型として、現在開発しているのが「キャスパー4th(仮)」です。
本日キャスパー4th(仮)についてお見せできる情報はここまでとなります。マルイチでは、来年初旬の発売を目指して、開発に取り組んでおりますので、是非新型キャスパーの完成をご期待ください!
ここからは、キャスパー3rdの開発記録を参考に、図面作成後のキャスパー開発工程についてご紹介していきます。
図面完成後は、それをもとに製品の3Dモデルを作成します。図面では確認できなかった箇所を様々な角度から立体的に見ることで、スリットなどの細かな所まで、構造に不備がないか確認することが可能です。
3Dモデルでの確認が終わると、いよいよ試作品の作成です。キャスパーでは、ゴムの硬さが直接性能に関わってくるため、ゴム硬度が異なる試作品を複数作成します。
ゴム硬度とは、ゴムの硬さを数値化したもので、数字が大きい程、変形しづらい硬いゴムとなります。試作品Aは、Bよりもゴム硬度が低く、柔らかいため、持ち上げると自重で大きく変形しているのが分かります。キャスパーとして扱いやすいゴム硬度を検証するためには、試作品でトライアルを重ねることが重要です。
キャスパー3rd Lサイズのトライアルでは、荷物を積んだカゴ台車を使用して、装着から取り外しまでを繰り返し行ないました。
トライアルは必ず複数人で行い、それぞれの感想をふまえて打ち合わせを実施します。キャスパー3rdは、キャスターへ蹴り入れて装着するため、蹴りの衝撃でキャスパーが変形してしまう事が多く、ちょうど良いゴム硬度を見つけるのに大変苦労しました。何度もトライアルと試作品製作を繰り返すことで、使いやすいキャスパーが完成します。
上記は、初期試作品と完成品の比較画像です。トライアルを重ねるごとに、ゴム硬度だけでなく形状も変化していきました。
これでキャスパーの開発工程は終了となります。キャスパー4th(仮)の開発状況に関しましても、進展があり次第、随時ブログにてご紹介していきますので、次回の更新をお待ちください。
今回は、新型「キャスパー4th(仮)」についてご紹介しましたが、現在発売中のキャスパーシリーズもネットショップを中心に大変ご好評頂いております!キャスパー全種類の在庫を十分ご用意しておりますので、ご入用のお客様は下記コンタクトフォームより是非ご連絡をください。
[コンタクトフォーム] ←キャスパーの御見積依頼・ご注文はこちらから!