◆進化を続けるキャスパーの歴史
2022-6-17
昨今の高齢化の波によって、物流現場で働く人にも高齢の方が増えて来ており、作業員の負担を減らすことは最重要課題になっています。現場の安全対策に必須な「キャスパー」の着脱作業も、一見簡単そうに見えますが、両手でリングを開き、キャスターの位置までしゃがむ必要があるため、見た以上に体へ負担がかかります。そこでマルイチでは、より着脱が簡単で扱いやすいキャスパーの実現に向けて、新型を開発してきました。今週のブログでは、そんな「キャスパー」の進化の歴史についてご紹介します。
大きな台車も小さな体できっちり固定するマルイチオリジナル台車用キャスターストッパー「キャスパー」は、特許を取得した安全対策製品です。現在は、第一世代の「キャスパー1st」、第二世代の「キャスパー2nd」、第三世代の「キャスパー3rd」を展開しており、これらは全て日本製です。
こちらは、実際にキャスパーをカゴ台車へ装着している様子です。左から1st・2nd・3rdのキャスパーを使用しており、新型になるにつれ、より楽な体勢で装着出来る様になります。キャスパーの進化に沿って着脱作業の負担が減っているのが一目で分かります。
ここからは、3つの世代のキャスパーについて「使用方法紹介動画」を交えてご紹介していきます。
キャスパー1stジェネレーション:1998年発売
キャスパー1st Lサイズ:使用方法紹介動画
初代の「キャスパー1stジェネレーション」は、主にリピートでご注文されるお客様が多く、物流現場を中心に長年ご愛用頂いている商品です。また、リーズナブルな価格のため、とある運送会社様では、キャスター付きの荷物を納入する際に、キャスパーを装着したまま商品をお渡しする「搬入ギフト」としてもご利用頂いています。
歴史の長いキャスパー1stは、ラインナップも豊富で、大小様々なキャスター径に対応したS・M・Lサイズを揃えています。また、材料に天然ゴム+ブレンドを使用した通常のキャスパーだけでなく、EPDM(エチレン・プロピレンゴム)を使用した、クリーンルーム仕様の「キャスパーEPDM」もご用意しています。ゴム痕が残らないキャスパーEPDMは、食品や薬品・医療品を扱う現場で活躍中です。
キャスパー2ndジェネレーション:2019年発売
キャスパー2nd Lサイズ:使用方法紹介動画
第二世代の「キャスパー2ndジェネレーション」は、取っ手部分が追加されたことで、片手でリングの開閉が可能になりました。旧世代のキャスパーは、キャスターの位置までしゃがんで、両手で装着する必要がありましたが、キャスパー2ndは片膝立ちで簡単に着脱可能です。
純天然ゴムを使用した唯一のRoHS2対応品であるキャスパー2ndは、コンプライアンス意識の高いユーザー様にも安心してご利用頂けるため、年々人気が上昇しております。一般のお客様が多いネットショップでも大変ご好評頂いており、楽天で「キャスターストッパー」と検索すると常に上位に表示される売れ筋商品です。こちらもキャスパー1stと同様に、S・M・Lの3サイズを展開しており、全てのサイズがRoHS2対応品です。
キャスパー3rdジェネレーション:2022年発売
キャスパー3rd Lサイズ:使用方法紹介動画
第三世代の「キャスパー3rdジェネレーション」は、キャスパーを蹴って装着する「PUSH IN方式」と、紐を引っ張ってキャスパーを外す「オープンリング方式」を搭載することで、長年多くのお客様よりご要望頂いていた「立ったままでのキャスパー着脱」を実現しました。発売したばかりで現在のサイズもLのみですが、その着脱の手軽さから、じわじわと販売数が伸びてきています。
第三世代から新たに追加された「PUSH IN方式」によるキャスパーの装着は、慣れてくるととても心地よく、キャスターにしっかりとはまった時の感触は、謎の「中毒性」があります。ご興味をお持ちの方は是非「キャスパー3rd Lサイズ」をお試しください。
今回はキャスパー進化の歴史として、第一世代から第三世代までをご紹介してきました。マルイチでは今後もキャスパーの進化を止めずに、さらなる作業の負担軽減や時間短縮を目指して、新たなキャスパーの開発を続けていきます!
現在販売中である3タイプのキャスパーには、それぞれ異なる特長がございます。キャスパーの購入をご検討中のお客様は、ホームページやカタログをご確認頂き、ご利用状況に合ったベストなものをお選びください。在庫状況や納期に関するお問い合わせは、下記コンタクトフォームよりご確認頂けますので、皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
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