◆ウイング車センターシート張り替え工事承ります!
2025-6-20
本格的な梅雨入りを迎えたこの時期、毎年お問い合わせを多く頂くのが、ウイング車のセンターシート補修や張り替えです。そこで今週のブログでは、先日マルイチで行った、センターシート張り替え工事の様子をご紹介していきます。
センターシートとは、トラック(ウイング車)の天井中央部分に取り付けられている帆布で、左右に開くウイングの継ぎ目から雨水の浸入を防ぐためのシートです。経年劣化で生地が硬くなることや、ウイングの開閉を何年も行うことで、シートが破損してしまうため、定期的な張り替えが必要となります。
今回センターシート張り替え工事をご依頼頂いたのは、昔からお付き合いのある㈱カジロジスティックス様です。
まず始めに足場を組んでトラックの天井に上り、天井を傷つけないように養生用のベニヤ板を敷きました。高所のため、ヘルメットを着用し安全第一で作業を行います。
センターシートの周りに付いているコーキング材(防水目的で使用されるシリコン材)をヘラで剥がしていき、むき出しになったリベットをドリルで一つずつ取り除きます。トラックのボディーに傷をつけないよう、丁寧に古いセンターシートを外しました。
こちらは、古いシートと新しいシートの比較画像です。古いシートは、長期使用により黒ずんで劣化しているのが分かります。生地が劣化すると、破れや穴あきなど破損の原因になるため、新しいシートに張り替えるタイミングです。
使用した生地は、弊社のトラックシートにも採用している、国産ブランド帆布のクラレ・クラフテルE4-ECです。今までのセンターシートは、1枚の生地で作られていましたが、マルイチでは高耐久の生地を2重にして製作しているため、長期間ご利用頂けます。
センターシートをアルミレールと共に取り付けた後は、リベットを10cm間隔で打ち込んで、しっかりと固定します。
次は、仕上げの防水加工です。まず、周囲を保護するためにマスキングテープを貼り、その後、シートとボディーの隙間をコーキング材で埋めていきます。シートを交換しても、隙間があると雨水がトラック庫内に入ってしまうため、とても重要な工程です。
最後にウイングを開閉し、不具合や欠陥がないか最終チェックを行いました。シートの固定具合や防水加工にも問題ないことを確認し、センターシートの張り替え工事が完了です。
カジロジスティックス様、この度は、センターシート張り替え工事のご依頼を頂き、ありがとうございました。今後もセンターシートやトラックシートについて、何かお困りごとがございましたら、是非マルイチまでご相談ください!
マルイチでは、今回ご紹介しましたセンターシートの張り替え以外にも、大型倉庫へのテントシート張り替えなど、多くの施工事例がございます。シート製作やテント工事に関しまして、ご相談やご質問がありましたら、下記コンタクトフォームや、お電話、FAX、弊社営業担当まで、お気軽にご連絡ください!
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