ウイング車センターシート張り替え工事承ります!

2025-6-20

本格的な梅雨入りを迎えたこの時期、毎年お問い合わせを多く頂くのが、ウイング車のセンターシート補修や張り替えです。そこで今週のブログでは、先日マルイチで行った、センターシート張り替え工事の様子をご紹介していきます。
 

ウイング車センターシート張り替え工事

先日実施したウイング車センターシート張り替え工事の様子


 

センターシートとは、トラック(ウイング車)の天井中央部分に取り付けられている帆布で、左右に開くウイングの継ぎ目から雨水の浸入を防ぐためのシートです。経年劣化で生地が硬くなることや、ウイングの開閉を何年も行うことで、シートが破損してしまうため、定期的な張り替えが必要となります。
 
今回センターシート張り替え工事をご依頼頂いたのは、昔からお付き合いのある㈱カジロジスティックス様です。
 

工事準備:足場を組み立て、養生板を用意

張り替え工事準備:足場を組み立て、トラックの天井に養生板を設置


 

まず始めに足場を組んでトラックの天井に上り、天井を傷つけないように養生用のベニヤ板を敷きました。高所のため、ヘルメットを着用し安全第一で作業を行います。
 

トラックのボディーに傷をつけないよう慎重にセンターシートを撤去

トラックのボディーに傷をつけないよう、慎重にセンターシートを撤去


 

センターシートの周りに付いているコーキング材(防水目的で使用されるシリコン材)をヘラで剥がしていき、むき出しになったリベットをドリルで一つずつ取り除きます。トラックのボディーに傷をつけないよう、丁寧に古いセンターシートを外しました。
 

剥がした古いシート(左)・今回新しく製作したシート(右)

剥がした古いシート(左) 今回新しく製作したシート(右)


 

こちらは、古いシートと新しいシートの比較画像です。古いシートは、長期使用により黒ずんで劣化しているのが分かります。生地が劣化すると、破れや穴あきなど破損の原因になるため、新しいシートに張り替えるタイミングです。

 

センターシート使用生地:国産ブランド帆布のクラレ・クラフテルE4-ECを使用

センターシート使用生地:国産ブランド帆布のクラレ・クラフテルE4-ECを使用


 

使用した生地は、弊社のトラックシートにも採用している、国産ブランド帆布のクラレ・クラフテルE4-ECです。今までのセンターシートは、1枚の生地で作られていましたが、マルイチでは高耐久の生地を2重にして製作しているため、長期間ご利用頂けます。
 

取り付け作業①:シートをボディーに取り付けた後、リベットで完全に固定

取り付け作業①:シートをボディーに取り付けた後、リベットで完全に固定


 

センターシートをアルミレールと共に取り付けた後は、リベットを10cm間隔で打ち込んで、しっかりと固定します。
 

取り付け作業②:コーキング材を使用する前にマスキングテープを貼り周囲を保護

取り付け作業②:コーキング材を使用する前にマスキングテープを貼り周囲を保護


 
取り付け作業③:コーキング材を使用して隙間を埋める防水加工

取り付け作業③:コーキング材を使用して隙間を埋める防水加工


 

次は、仕上げの防水加工です。まず、周囲を保護するためにマスキングテープを貼り、その後、シートとボディーの隙間をコーキング材で埋めていきます。シートを交換しても、隙間があると雨水がトラック庫内に入ってしまうため、とても重要な工程です。
 

動作チェック:ウイングを開閉し問題ないか確認

動作チェック:ウイングを開閉し問題ないか確認


 

最後にウイングを開閉し、不具合や欠陥がないか最終チェックを行いました。シートの固定具合や防水加工にも問題ないことを確認し、センターシートの張り替え工事が完了です。
 

センターシート張り替え工事完了:シワがなくきれいな仕上がり

工事完了:センターシートにシワがなくきれいな仕上がり


 

カジロジスティックス様、この度は、センターシート張り替え工事のご依頼を頂き、ありがとうございました。今後もセンターシートやトラックシートについて、何かお困りごとがございましたら、是非マルイチまでご相談ください!
 

テント張り替え施工事例:㈱マスカワ様大型オーニングテント

テント張り替え施工事例:㈱マスカワ様大型オーニングテント


 

マルイチでは、今回ご紹介しましたセンターシートの張り替え以外にも、大型倉庫へのテントシート張り替えなど、多くの施工事例がございます。シート製作やテント工事に関しまして、ご相談やご質問がありましたら、下記コンタクトフォームや、お電話、FAX、弊社営業担当まで、お気軽にご連絡ください!
 
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