◆第二弾!荷崩れ防止ベルト「ケースロック」考証
2018-11-21
今回のブログでは、先週に引き続き「ケースロック」を取り上げていきます。
第二弾である今回は、従来の荷崩れ防止ベルトとマルイチのケースロックとの違いを重点的にご紹介します。
まずご紹介するのは、ケースロックの要であるトップブリッジです。
従来の荷崩れ防止ベルトでは、積荷に装着する際にベルトがズレ落ちてきて、誰かにベルトを抑えてもらう必要がありました。
しかし、ケースロックではトップブリッジを最初に積荷にかけることで、積荷に引っ掛かり、4mものベルトを一人できれいに装着・収納することが出来ます。
次にご紹介するのが、収納用ファスナです。
収納用ファスナにベルトを着けておくことで、折りたたんだ状態で積荷にかけられるので、ベルトを一度も地面につけることなくケースロックの着脱が可能です。ベルトが汚れてしまうと、積荷にも汚れが付く恐れがあります。ケースロックでは、積荷を汚さない衛生的なパレット輸送を実現します。
ケースロック着脱の際にベルトを支えているのが、一番上の画像にあるマジックテープです。たった5cm角の小さなマジックテープがケースロックの機能を発揮させる重要な役割を担っています。実はこれも特許案件なんです。
ケースロックのバックルにも従来品とは異なる特徴があります。
左がケースロックのバックル、右が従来品のバックルです。
バックルには、ベルトを締めつける際に、引っ張る力が加わります。従来のバックルであるパイプリングでは、何度も使用することで、リングの穴が広がっていき、締め付けがゆるくなってしまう恐れがあります。しかし、ケースロックのバックルには、3mmの薄さに仕上げた別注のアルミ製フラットバックルを使用しているので、穴が広がって締め付けが緩む恐れがありません。
表面は高価なカラーアルマイト加工で処理しているので、耐食性・耐摩擦性も抜群です。
従来の荷崩れ防止ベルトとケースロックとの違いは、機能だけではありません。
ケースロックには、金属部品が使われていますが、こちらの部品は全て簡単に取り外しが可能です。
長期間使い続けて汚れてしまったケースロックは、部品を全て取り外し、クリーニングに出せばいつまでもきれいなままご使用できます。
今回は、主に従来の荷崩れ防止ベルトとケースロックの違いをご紹介してきました。ブログをご覧の皆様にも、ケースロックには画期的な特徴が多く、従来の荷崩れ防止ベルトとはまるで別物だと分かっていただけたのではないでしょうか。
2週間に渡ってご紹介してきましたケースロックですが、発売以降着実に販売数を伸ばし、様々な業界で使用して頂いております。最近では、大手自動車メーカー様にも採用して頂き名実ともに、マルイチの人気商品です。
そんなケースロックですが、現在新型の製作も進行中です。近々ブログにてご紹介できると思いますので、もうしばらくお待ちください。