マルイチ新製品紹介! 「あぐら椅子」

2020-5-21

今回のブログでは、前回ご紹介しましたマルイチの新製品「あぐら椅子」についてさらに詳しくご紹介していきます。
 

あぐら椅子15cm厚版 使用感を確かめるため新たにサンプル品を作成しました

あぐら椅子15cm厚版 使用感を確かめるため新たにサンプル品を作成しました


 
あぐら椅子 左:20cm厚 中央:15cm厚 右:10cm厚

あぐら椅子 左:20cm厚 中央:15cm厚 右:10cm厚


 

先週のブログでは、10cm厚版と20cm厚版の2パターンの「あぐら椅子」を検討していると紹介しましたが、打ち合わせを重ねていく中で、もう1パターン厚みを変えた「あぐら椅子」を試すこととなり、新たに15cm厚版のサンプルを作成しました。現在は、15cm厚版のサンプルをもとに使用感を確認しています。規格サイズについては、今後も試作を重ね、改良していく予定です。

 

前回は、「あぐら椅子」の使用用途についてご紹介しましたが、今回は「あぐら椅子」の材料について詳しくご紹介していきます。
 

エペラン® 耐久性・緩衝性に優れたビーズ発泡材

エペラン® 耐久性・緩衝性に優れたビーズ発泡材


 

「あぐら椅子」の大きな特長として挙げられるのが純国産の材料で製造されている点です。芯材に使われている発泡材のエペラン®は、マルイチのトラックスペーサー「ロジボード」や「タックボード」にも使用されており、物流現場での長期使用にも耐えられる耐久性、荷物を衝撃から守る高い緩衝性を持っています。また、ポリエチレンを原材料にした、㈱カネカ製のエペランは形状回復性にも優れているため、長時間「あぐら椅子」に座ってできた凹みもすぐに元の形に回復します。丈夫で緩衝性の高いエペラン®は「あぐら椅子」の製造に欠かせない材料の一つです。エペラン®についてさらに詳しく知りたい方は、STUDY OF LOGIの「FOAM」ページをご確認ください。
 

国産ブランドターポリン キバタから純国産のターポリンです

左:商業施設の製品に使われるハイクオリティなターポリン(茶色) 右:物流資材に使われる

ターポリン(Mブルー)


 

生地には国産のターポリン生地が使用されています。Mブルー(マルイチブルー)の生地は、マルイチの主力製品「ロールマット」や「タックボード」など物流資材の生地としても使われているターポリン「コスモスペーサー™」です。茶色の生地は、「アップルスター®」というターポリンで、商業施設向け製品の材料として使われています。「アップルスター®」は審美性が高くハイクオリティですが、その分高価なので、マルイチでも商業施設用の壁面養生材「ロールスタットS」の生地でのみ使用しています。ハイクオリティなターポリン「アップルスター®」は、カラーが豊富にあるので、今後はMブルーと茶色以外の「あぐら椅子」が登場するかもしれません。
 

完全防水 塩ビ樹脂がコーティングされたターポリンが液体をはじきます

防水加工 ターポリンが液体をはじくので台所など水回りでも使用できます


 

ターポリンは、塩ビ樹脂がコーティングされているため、液体をはじき、芯材への浸入を防ぎます。「あぐら椅子」は、国産ブランドターポリンの防水機能によって、もし汚れてしまっても芯材の腐食を気にせず丸洗いできれいにすることが出来ます。
 

キバタ ターポリンの基礎となるキバタ

キバタ ターポリンの基礎となるキバタ


 

「あぐら椅子」に使われるターポリンは、Mブルー・茶色共にターポリンの基礎となるキバタから純国産の物を使用しています。海外品や国産無印品と国産ブランドターポリンの最も大きな違いはキバタも国産かどうかです。原糸が弱く編み目が粗い低品質な海外製のキバタは、強度を補うために樹脂が多めに塗られており、ターポリンの重量や熱溶着の制度に影響を与えます。一方、高品質な国産の原糸を使用したキバタは、塩ビ樹脂を薄く無駄なく塗ることができ、軽量で強度の高いターポリンが出来上がります。軽量で丈夫な「あぐら椅子」を作るため、キバタから純国産のブランドターポリンは必須です!ターポリン生地について詳しく知りたい方は、STUDY OF LOGIの「SHEET」ページよりご確認ください。
 
今回のブログでは、「あぐら椅子」の材料についてご紹介してきました。芯材には発泡材のエペラン®、外皮には国産ブランドターポリンとどちらもマルイチの物流資材でも使われている材料なので、その品質は物流の現場で実証済みです。今回ご紹介しました国産の材料を使って「あぐら椅子」の開発を進めております。進捗状況については今後のブログにてご紹介していく予定ですので、次回の更新をお待ちください。