養生板「ジュラルミンA2017」大量受注!

2019-9-12

マルイチでは、「重量板クロムウェル」や「導電板カイロン」等プラスチック製から金属製まで様々な養生板を取り扱っております。数ある養生板の中で今回大量にご注文いただいたのが、金属性養生板の強化アルミニウム「ジュラルミン」です。

「ジュラルミン(A2017)板」

ジュラルミンとは、アルミ合金のひとつで、純アルミニウムに添加元素を加えて強化したものです。マルイチではJIS規格品であるA2017として取り扱っていますが、2000系合金のA2017は主成分のアルミニウムに約4%の銅と、0.5%のマグネシウム、0.5%のマンガンを含有した合金です。

「ジュラルミン(A2017)板」②

ジュラルミンA2017は、同じアルミニウムのA5052と比べると高価ですが、比強度が高く、軽くて強度の優れた素材です。トランクや、航空機用材に使用されていることからもそれが分かります。強度に優れたジュラルミンA2017ですが、その一方で弱点もあります。ジュラルミンの弱点などさらに詳しく知りたい方は、STUDY OF LOGIの[BOARD]ページよりご確認ください。

 

アルミよりも丈夫で、ステンレスよりも軽い「ジュラルミン(A2017)板」は養生板として、頻繁にご注文頂いています。そんな人気の「ジュラルミン(A2017)板」ですが、先日某大手物流会社様より、まとめて100枚の大量注文を頂きました。他の養生板と比べても非常に高価な「ジュラルミン(A2017)板」を100枚まとめてご注文頂くことはそう多くありません。

「ジュラルミン(A2017)板」受け取り

厳重に梱包された「ジュラルミン(A2017)板」100枚がパレットで届きました。

 

マルイチでは養生板をご注文いただいたお客様からのご希望で、バリ取り加工も行なっております。バリ取りとは、金属やプラスチックの製品を加工する際に生じた、バリ(素材の出っ張り)を取り除く作業のことをいいます。バリ取りが不十分な製品にふれた場合、鋭いバリで手を切るなどのケガをする可能性もあります。

「ジュラルミン(A2017)板」バリ取り①

「ジュラルミン(A2017)板」バリ取り②

大量の「ジュラルミン(A2017)板」は、マルイチ製造部の社員が丁寧にバリ取り作業を行ないました。

 

「ジュラルミン(A2017)板」バリ取り前

バリ取り前(角がとがり、ささくれもあるので安心して使用できません)

 

「ジュラルミン(A2017)板」バリ取り後

バリ取り後(丸みをおびているので作業中に素手で触っても安全です)

4隅の角はもちろん、側面にもバリ取りを行ない、お客様が安心して使用できる養生板になりました。

 

今回ご紹介しました、「ジュラルミン(A2017)板」以外にもマルイチでは、様々な養生板を取り扱っております。また、ご希望の場合はマルイチ製造部が一枚一枚丁寧にバリ取りを行ないますので、養生板をご入り用のお客様はお気軽にご相談ください。