今週のブログでは、マルイチの養生用品である「重量板クロムウェル」についてご紹介していきます。

 

 

クロムウェルとは、青ベニヤよりも強い耐久性を持ち、金属製の養生板にも劣らない強度を備えた、アルミ板の代替品に最適な養生板です。昨今は、ウクライナ情勢の深刻化によって、非鉄金属価格が高騰しており、中でもアルミニウムの価格は13年ぶりに最高値を更新しました。こういった影響から、現在は、養生板をアルミ板からコストの低いクロムウェルに切り替えるお客様が増えて来ております。
 

 

材料に、PP(ポリプロピレン)のバージン材を使用したクロムウェルは、非常に強度が高く、重量物を搬入する際の床養生にもご利用頂けます。バージン材を使用しているため、板のどの部位にも強度に偏りがなく、通常使用した場合、割れや破損の恐れが少ないのも特長です。また、PPのバージン材は、ポリエチレンやポリスチレンなど、他のプラスチック樹脂と比較して、耐熱性・耐水性・耐薬品性に優れているため、クリーンルームなどの特殊な環境下でも使用可能です。

 

弊社ホームページにある「STUDY OF LOGI」の「BOARD(養生板)」ページより、クロムウェルとアルミ板を比較した資料を一部抜粋いたしました。アルミ板の代替品として、クロムウェルをご検討中のお客様は、下記の表をご確認ください。
 

 

金属板の中では軽量なアルミ板ですが、クロムウェルはその約1/3の重量です。軽くて取扱いがしやすいため、養生作業の負担も軽減されます。耐荷重も遜色ないため、これまでアルミ板を使用されていた方でも安心してご利用頂けます。
 
クロムウェルとアルミ板を比較した際、特にクロムウェルの優れたポイントが「メンテナンスフリー」という点です。
 

 

一般的に錆びにくいとされているアルミ板ですが、長期使用の場合、上記画像の様に錆や酸化・腐食が起こります。このような劣化を防ぐためには、アルミの耐食性を向上させる「アルマイト加工処理」や定期メンテナンス、保管する場所の選定などが必要となり、管理するのに手間とコストがかってしまいます。一方クロムウェルは、長期使用による劣化の心配がないため、特に管理に気を使う必要はなく、メンテナンスフリーで何度も繰り返し使用可能です。

以前からアルミ板を使用している方は、なかなか切り替えるのが難しいかと思いますが、アルミの値上げが続いているこの機会に、是非一度「重量板クロムウェル」をお試しください！
 
ここからは、製品の使用例をご紹介していきます。
 

 

 

 

こちらは、先日のブログでもご紹介しました「高周波ウェルダー」移設作業の様子です。ウェルダーは、100kg以上の重量があるため、そのまま移動すると社内の床を傷つけたり、キャスターの跡が付いてしまう恐れがありましたが、通り道にクロムウェルを設置することで、床面を傷つけることなく、無事に搬入することが出来ました。今回は、使用する枚数が少なかったため、そのまま敷くだけでしたが、床全面にクロムウェルを設置して作業する場合は、養生テープなどで固定してご利用ください。
 

 

 

本日ご紹介してきました重量板クロムウェルですが、規格サイズとして上記2サイズを展開中です。別途費用は掛かりますが、ご希望サイズへのカット加工にも対応しておりますので、こちらも併せてご検討ください。また、カラーはブルー以外に乳白色をご用意しております。

クロムウェルは、製品の材質や硬度をご確認頂くため、はがきサイズのカットサンプルをお配りしております。サンプルをご希望の方は、コンタクトフォームよりお気軽にご連絡下さい！
 
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