◆ケースロック70用フラットバックル作成!
2020-12-10
今回のブログでは、現在開発中の新型ケースロック「ケースロック70」専用のパーツとして開発した新サイズの「フラットバックル」について紹介していきます。
フラットバックルとは、ケースロック専用のバックルです。厚み3mmの平面形状なので、横方向の張力に非常に強く、パイプバックルの様にバックルの穴が「O形」に広がることはありません。また、面取り加工やアルミを強化するアルマイト加工も施されており、ケースロックに欠かせない高性能なパーツです。フラットバックルについてさらに詳しく知りたいという方は、以前のブログ「たかがバックル、されどバックル フラットバックル3つの特長」よりご確認ください。
そんなケースロックのパーツとして重要なフラットバックルですが、この度「ケースロック70」のベルト幅に対応した、新サイズのフラットバックルを作成しました。ケースロック45サイズに使われている従来品と比べると、長さの違いは一目瞭然です。
フラットバックルのサイズ変更は、ケースロック70の開発中、何度も議題に上がっていましたが、新サイズを作るには、ただでさえ高価な従来のフラットバックルの2倍以上コストがかかるため、なかなか踏み込めませんでした。そのため、新サイズの作成をあきらめて、従来の短いフラットバックルのままケースロック70の開発を進めていました。しかし、試作品をトライアルする度に、バックルの長さを補うためのパーツを追加する必要があり、パーツが増えたことによる製作費の増加や製品重量の増加が問題になりました。工場長を初めとした弊社製造スタッフの技術力によって、従来のフラットバックルを使用した試作品でも、ケースロックとして十分な性能を持っていましたが、上記の問題について協議した結果、新サイズのフラットバックル作成に踏み切りました。
今回、新サイズのフラットバックルを作成したことで、ケースロック70の開発も急展開し、新たに試作品を作成しました。
ケースロック70のベルト幅に対応したフラットバックルができたことで、ケースロック装着時に加わる引っ張る力がベルト全体にかかり、以前の試作品と比較しても固縛力が格段に向上しました。
新サイズのフラットバックルを作成したことで、ケースロック70の開発は大幅に進み、完成間近となりました!今後は、社内トライアルやケースロックをご利用のお客様にもお試しいただき、更にクオリティの高い製品になるよう仕上げていきます。ケースロック70の開発状況については、今後もブログにてお知らせいたしますので、次回の更新をご期待ください。