たかがバックル、されどバックル
 「フラットバックル3つの特長」

2019-9-26

今回のブログでは、荷崩れ防止ベルト「ケースロック」の重要なパーツの一つ「フラットバックル」についてご紹介していきます。

フラットバックル①

フラットバックル

 

以前より、ブログにて紹介しております「ケースロック」ですが、おかげさまで大変ご好評いただいております。

そんなケースロックの重要なパーツ「フラットバックル」が先日、1000本弊社に届きました!

フラットバックル入荷

「フラットバックル」とは、ケースロックの荷締めに使われる専用のバックルで、様々な機能を持っています。

今回は、「フラットバックル」と従来のパイプバックルを比較して、3つの特長をご紹介します。

 

 

 

従来のバックル

パイプバックル(荷物とパイプが衝突して傷をつけてしまう)

 

フラットバックル②

フラットバックル(平面で薄いため荷物と衝突しても傷がつかない)

 

「フラットバックル」第1の特長が荷物を傷つけない形状です。

「ケースロック」を巻いた荷物を移動させる際、従来のパイプバックルでは衝撃が加わると、荷物とパイプがぶつかり、へこみや傷をつけてしまいます。しかし、薄く平らな「フラットバックル」では、荷物がぶつかっても傷つける心配はありません。

 

フラットバックル(左)、従来のバックル(右)

フラットバックル(左)、パイプバックル(右)

 

「フラットバックル」第2の特長が張力に強い形状です。

バックルには、ベルトを締めつける際に引っ張る力が加わります。従来のパイプバックルは張力に弱く、ベルトが引っ張られると、リングの穴が少しずつ「O形」に広がってしまいます。これにより、締め付けがゆるくなってしまうと、荷物がズレる恐れがあります。しかし、「ケースロック」に使用されている、3mmの別注アルミ製「フラットバックル」は、文字通り平面形状のため、横方向の張力に非常に強くバックルが「O形」に広がることがありません。

 

「フラットバックル」第3の特長が、アルミを強化させる高価なアルマイト加工です。

アルマイト加工とは、アルミ板表面に人工的に厚い酸化被膜を形成することで耐食性と硬度を向上させ、アルミ板の耐久性を高める手法です。硬度も飛躍的に向上するため、養生板として長期の使用にも耐える耐久性を持たせることができ、アルマイト加工が施された養生板は、クリーンルームにおける重量物搬入などに使用されています。アルマイト加工についてさらに詳しく知りたい方は、「STUDY OF LOGI」よりご確認ください。

カラーアルマイト加工

また、「フラットバックル」には、アルマイト加工により出来た孔の中に染料を浸透させる、カラーアルマイト加工が施されており、綺麗な赤色に染色されています。性能だけでなくビジュアルにもこだわった「フラットバックル」には、物流魂ロゴや製品ロゴの刻印が刻まれており、見た目もご好評いただいております。さらに、「フラットバックル」の表裏16面には、けが防止の面取り加工が施されており、先日のブログでご紹介したジュラルミンの様に一つ一つ丁寧にバリ取りが行なわれています。

 

ご紹介しました「フラットバックル」をはじめ、ケースロックにはマルイチこだわりのパーツが多く使われています。その他のパーツについては、以前のブログで詳しく紹介しておりますので、ご興味をお持ちの方は「ケースロック考証」よりご確認ください。

また、現在「ケースロック」の新型製作も進行中です。進展がありましたら、ブログにてご紹介していきますので、もうしばらくお待ちください。