ロングフラットバックル完成!

2021-2-18

以前のブログでも試作品をご紹介しましたケースロック70用のロングフラットバックルがついに完成しました!
 

ケースロック70用ロングフラットバックル 完成品

ケースロック70用ロングフラットバックル 完成品


 

本日届いたばかりのロングフラットバックル初期ロット分がこちらです。

フラットバックル長さ比較 従来のフラットバックル(上) ロングフラットバックル(下)


 

ロゴの刻印

前回の試作品にはなかった物流魂ロゴとケースロックの製品ロゴがきれいに刻印されています


 

今回ケースロック70用として製作したロングフラットバックルは、他のバックルでは代用が出来ない、ケースロックにとって大変重要なパーツです。そこで今回のブログでは、製作コストは非常に高価ですが、それ以上に高い性能を持ったマルイチこだわりのフラットバックルについてご紹介します。
 
フラットバックルの最も大きな特長は、引っ張る力に対する耐久性です。
 

パイプバックルを使用した場合 ベルトが引っ張られる力でパイプが歪曲しています

パイプバックルの場合 ベルトが引っ張られる力でバックルの形が変形しています


 

フラットバックルの場合 上の画像と同じ力が加えられていますが、バックルが曲がることはありません

フラットバックルの場合 上記と同じ力が加えていますが、バックルの形に変化はありません


 

使用後のパイプバックル(左)とロングフラットバックル(右)

使用後のパイプバックル(左)とロングフラットバックル(右)


 

ケースロックを固縛する際に、ベルトを引っ張る力がバックルに加わります。従来のパイプバックルでは、バックルに張力が加わることで、パイプが歪曲してしまい、バックルの穴が少しずつ「O形」に広がってしまいます。一方、厚み3mmのアルミ製フラットバックルは、張力の加わる面が非常に少ないため、横方向からの引っ張る力に強く、バックルの穴が広がることはありません。バックルの穴が広がってしまうと、ケースロックの締め付けがゆるくなり、固縛力が低下する恐れがあるので、ケースロックにはフラットバックルが欠かせません。
 
2つめの特長が、アルミを強化させる高価なアルマイト加工です。

アルマイト加工とは、アルミ板の表面へ人工的に厚い酸化被膜を形成することで耐食性と硬度を向上させ、耐久性を高める手法です。硬度が飛躍的に向上するため、アルマイト加工が施された養生板は、クリーンルームにおける重量物搬入などに使用されています。アルマイト加工についてさらに詳しく知りたい方は、「STUDY OF LOGI」よりご確認ください。フラットバックルにも、アルミ板の耐久性を高めるアルマイト加工が施されているため、ケースロックの長期使用にも難なく耐えることが出来ます。

 

カラーアルマイト加工が施されたフラットバックル

カラーアルマイト加工が施されたフラットバックル


 

性能面だけでなくビジュアルにもこだわったフラットバックルは、アルマイト加工により出来た孔の中に染料を浸透させる、カラーアルマイト加工によって、綺麗な赤色に染色されています。
 
ロングフラットバックルが完成したことで、ケースロック70の開発は大幅に進み、とうとう発売間近となりました!ケースロック70の情報については、今後もブログにてお知らせいたしますので、次回の更新をご期待ください。