◆冷凍・冷蔵車用間仕切り「エコールドマット」「エコールドボンドレス」紹介
2020-10-22
今回のブログでは、低温輸送をサポートする冷凍・冷蔵車用間仕切り「エコールドマット」「エコールドボンドレス」についてご紹介していきます。
一括りに低温輸送と言っても冷凍品やチルド品、ドライ品など要求される温度帯は様々です。マルイチのエコールドマットは、冷凍・冷蔵車の庫内を仕切ることにより、異温度帯の同時輸送を可能にした簡易式の間仕切です。
エコールドマットについてさらに詳しく知りたいという方は、リンクよりご確認ください。「エコールドマット製品情報」
低温輸送の間仕切りとして多くのお客様にご利用頂いているエコールドマットは、2014年よりボンドの使用量を大幅にカットした新型「エコールドボンドレス」の発売を開始しました。
通常の間仕切り製造では、表皮全体に多量のボンドを使用し芯材へ接着するため、製造後ボンドの揮発が続き、食品や医療品の輸送では衛生面やボンドの匂いが懸念されます。しかし、エコールドボンドレスは、マルイチの独自製法「プレパック」により、表皮の国産ブランドターポリンをプレス溶着することで、ボンドの使用量を通常の90%~95%カットし、衛生面が重要視される輸送でも安心してご利用頂けます。
エコールドボンドレスのガスケットは「アウターガスケット」「インナーガスケット」の2タイプからお選びいただけます。 従来品と同じアウターガスケットは、間仕切りの外側にガスケットを取付たものです。インナーガスケットは、ウレタンフォームを本体の生地に包み込んで密封する製法です。ウェルダーで熱溶着をするため、内部に結露が発生しにくくなり芯材の劣化を防ぎます。
ご紹介しておりますエコールドボンドレスは、大手輸送機器メーカーである日本フルハーフ株式会社様より定期的にリピート注文を頂いており、先日も複数枚のご注文を頂きました。
今回のご注文では、日本フルハーフ(株)様より、エコールドボンドレスを基本に、従来の間仕切りと同じアウターガスケットを装着するよう、ご希望がありました。ガスケットを外付けで装着するため、少量のボンドを使用しますが、マット本体はプレパック製法を採用しているため、ボンドの使用量は、従来の間仕切りに比べ全体で90%程度カットされています。エコールドボンドレスは、今回の様にお客様のご利用状況に合わせて、従来の間仕切りとボンドレス仕様のハイブリット版も製作可能です。
日本フルハーフ(株)様、この度はエコールドボンドレスのご注文誠にありがとうございます。今後もお客様の低温輸送をサポートできるよう、クオリティの高い製品の製造を続けていきますので、ご入用の際は弊社営業部までお気軽にお問い合わせください。
今回ご紹介しましたエコールドマット・エコールドボンドレスは、マルイチが商品開発で常に心がけている「何もたさない・何もひかない」という言葉を特に意識して開発された商品です。必要のない機能は追加せずに、本当に必要な機能は残したまま、従来の間仕切りと同等の性能を誇ります。決してオーバークオリティではなくシンプルな製品ですが、保冷機能を残したまま、ボンド使用量の大幅カットを実現したマルイチ独自のプレス溶着「プレパック」は、従来品よりも優れた大きな特長です。
お客様よりご希望があった場合は、下記オプションの追加もご対応しております。
空気を循環させるためのベンチレーター仕様、仕切り位置を移動させた際もボデーの形状に合わせて使用できる切り欠き仕様、上部を前方に格納することで荷降ろしの際の開閉の手間を大きく削減したフロント格納タイプなど様々なオプションを揃えています。
エコールドボンドレスや保冷資材についてさらに詳しく知りたいという方は、下記リンクよりご確認ください。
「エコールドボンドレス製品情報」 「保冷資材 STUDY OF LOGI 」